こんにちは、のた(@Nor21011)です。
ブログを公開するまでの流れは、ざっくり言うと「ネタを決める → 書く → 公開する」の3ステップです。スラグやタグ、アイキャッチの設定といった細かい作業は無数にありますが、工程レベルで見れば、この3つしかありません。
私も昔は、この3ステップを頭の中の手順だけで回していました。それで記事は書けていましたし、フローがなくて困った記憶も特にありません。
しかし今の私は、「ネタ→設計書→執筆→クラッシャー→公開」という5工程を、形のあるワークフローとして持っています。
この記事では、私のブログ執筆フローの全体像を見せます。その前にまず、困っていなかったのに、なぜわざわざフローを形にしたのか。その理由から書きます。
なぜ、困っていなかったのにフローを形にしたのか
私は一度、ブログに挫折しています。数年ぶりに再挑戦すると決めたとき、心に決めたことが1つありました。「今回はちゃんとやろう」です。
私が過去、ブログで挫折した原因は、明確なフローがなかったからではありません。冒頭に書いたとおり、当時も頭の中の手順で問題なく書けていました。挫折の原因と、AIを相棒にして再挑戦した経緯は、挫折ブロガーがAIで再挑戦するブログ運営術【Claude×ChatGPT実体験】に書いています。
では「ちゃんとやる」とは何か。私にとっての中身は、収益化を目的とした運営です。
私はブログを収益化のためにやっています。遊びでも慈善事業でもありません。もちろん、読者を裏切ってまで稼ぐつもりはありませんが、収益を目的にしていること自体は隠さず、正直に書いておきます。
収益化を目的にする以上、記事の品質は上げ続ける必要があります。そのために有効だと考えたのが、頭の中にしかない場当たり的な運営を見直して、形のあるワークフローを作ることでした。これまでの仕事で、業務をフロー化することの価値を体で知っていたからです。
フローが形になっていれば、うまくいかないときに「どこを直せばいいか」を特定しやすくなります。頭の中にしかないものは、直しようがありません。直す場所を特定できれば、その工程だけを直して、改善のサイクルを回せます。それが記事の品質を上げ続けることにつながると考えています。
私のブログ執筆フロー全体像(5工程)
先に1つだけ。ほとんどの工程は、詳しいやり方を個別記事に書いています。この記事では、まず流れの全体像をつかんでもらえれば十分です。
これが私のフローです。
- ネタを決める
- セクション設計書を作る
- 執筆する
- 公開前クラッシャー(カスタムGPT)でフィードバックを受ける
- 公開する
冒頭の3ステップ「ネタ→書く→公開」と比べると、「設計書」と「クラッシャー」の2工程が増えています。この2つが、記事の品質を上げるために追加した工程です。1つずつ見ていきます。
1:ネタを決める
ネタはNotionのデータベースで管理しています。思いついたネタを溜めておき、書くときにそこから選びます。書いた記事の「扱った範囲・扱わなかった範囲」も記録しているので、過去記事との不要なネタ被りをここで減らせます。
詳しくは → Notion×Claudeでブログのネタ管理|任せられるところは任せた私のやり方
2:セクション設計書を作る
書き始める前に、見出しごとの設計図を作ります。「何を主張するか」「前の見出しから何を受けるか」「次の見出しへ何を渡すか」「どこまで扱うか」の4つを決めたものです。私のフローの心臓部です。
この工程を入れてから、書き上がった記事を読み返して「上手いのに伝わらない」と感じることが大きく減りました。
詳しくは → AIに書かせた記事が『上手いのに伝わらない』理由|足りないのは主張でした
3:執筆する
設計書に沿って、AIと一緒に本文を書きます。設計書の段階で主張と構成が決まっているので、執筆はそれを文章にする作業になります。ゼロから「何を書こう」と悩む時間は、この段階にはもうありません。
4:公開前クラッシャー(カスタムGPT)でフィードバックを受ける
書き上がった記事を、公開する前にAIへ渡して、厳しくダメ出しさせます。私はこれを「公開前クラッシャー」と呼んでいます。自分では気づけない弱点を、公開前に潰すための工程です。
詳しくは → ブログ記事の質を爆上げするカスタムGPTの作り方|公開前クラッシャーを育てた話
5:公開する
WordPressへの下書き反映は、自作の自動投稿ツールに任せています。最終確認と公開ボタンだけ、自分の手で行います。
詳しくは → WordPress自動投稿ツールを全公開|Codexに頼むだけで下書き保存
フローを持って変わった3つのこと
フローを形にして、変わったことが3つあります。
1つ目:次にやることに迷わなくなった。
作業が終わるたびに「次は何をやるんだっけ」と考える時間が消えました。フローを見れば、次の工程は決まっています。迷う場面が「ネタ選び」と「記事の中身」だけになり、進め方で悩むことがなくなりました。
2つ目:ゴールと現在地が見えるようになった。
いま自分がフローのどこにいて、公開まであと何工程あるか。それが常に見えています。これは精神的にかなり良いです。終わりの見えない作業と、あと2工程で終わると分かっている作業では、しんどさがまったく違います。
3つ目:うまくいかないとき、直す場所を特定できるようになった。
フローに沿って運営していて、途中で引っかかることがあります。そのとき「どの工程で・なぜ起きたのか」を特定できるので、その工程だけを直せます。作業全体を、工程単位で改善できるということです。
改善が必要になるのは、記事の中身だけではありません。運用上の問題が起きることもあります。実際にあった例を1つ。以前は、執筆もチェックもClaudeに任せていました。しかしClaudeには利用上限があり、執筆とチェックの両方を任せていると、肝心なときに使えなくなる問題がありました。そこで、チェックの工程だけを切り出して、別のAI(ChatGPTのカスタムGPT)に差し替えました。直したのはそこだけで、ほかの工程は何も変えていません。フローが工程に分かれているから、こういう直し方ができます。
過去のブログでは、これができませんでした。フローが頭の中にしかないので、うまくいかないときに「どこが悪いのか」を指し示せません。振り返ると、当時の私は改善のサイクルを回せておらず、感覚だけを頼りに書き続けていました。
まとめ:あなたのフローを作りませんか
私のフロー「ネタ→設計書→執筆→クラッシャー→公開」の全体像を紹介しました。
最後に1つ、提案があります。この記事の持ち帰りは「のたのフローを真似すること」ではありません。私のフローは、あくまでたたき台です。価値があるのは、あなた自身のフローを形にすることです。
頭の中の手順で書けているなら、それは昔の私と同じ状態です。困っていないかもしれません。でも、ブログをこの先も続けて、品質を上げていきたいなら、フローを形にする価値はあります。直す場所を特定できるようになるからです。
最初から完璧なフローを作る必要はありません。私のフローも、走りながら工程を足したり差し替えたりして、今の形になっています。
最初の一歩は簡単です。まずAIに「自分が今どうやって記事を書いているか」を話してみてください。頭の中の手順を書き出してもらうところからで十分です。私もそこから始めました。
何を話せばいいか迷ったら、AIに「今から、普段どうやって記事を書いているかを順番に話します。抜けや重複を整理して、工程ごとのフローにまとめてください」と伝えるところから始められます。
形になったフローは、あなたのブログ運営の土台になります。私のフローが、そのたたき台として役に立てばうれしいです。
品質のための2工程を足した5工程
あなた自身のフローを作りませんか。
