AIに提案してもらったブログネタが書けなかった話|書けるネタには自分なりの根拠が必要だった

こんにちは、のた(@Nor21011)です。

このブログを始めるとき、過去の挫折を繰り返さないように準備をしました。方向性をAIと相談して決め、その方向性に沿ってネタもそろえました。それなのに、記事を書き進めていく中で、「これは書けない」というネタが出てきました。原因は文章力ではありませんでした。

私は過去に、一度ブログ運営に挫折しています。その時の話は別の記事にまとめていますが、当時はAIのいない一人きりの運営でした。今回はその続きにあたる、AIという味方がいても起きたつまずきの話です。何が起きたのか、順に話します。

目次

AIと一緒に決めたネタが、書けなかった

先に言っておくと、丸投げしたわけではありません。ブログの方向性をAIとの対話で固め、その方向性で書けるネタをAIと一緒に洗い出しました。当時は、仕事の効率化にAIを使う話も方向性の1つに入れていました。その流れで出てきた候補が、議事録作成のプロンプト、メール文章の作り方、企画書の作り方。方向性に合っているし、需要もありそうに見える。進め方としては間違っていなかったはずです。

ところが、実際に記事を書き進めていくと、候補の中に、どうしても手が動かないネタがありました。どれも、書き始めて詰まったのではなく、書き始める前に「これは書けない」と察してしまうネタでした。

感覚としては2つありました。1つ目は、どう展開すればいいのか全く想像できないこと。見出しも、話の流れも、何も浮かびませんでした。2つ目は、「そもそもこれはネタになるのか?」という疑いです。読者にとって価値があるのか、需要はあるのか、書いたとして内容が広がるのか。考えるほどわからなくなりました。

あのネタは今見ても展開が想像できません。18記事を書いた今でも、です。つまり、慣れや文章力の問題ではなかったということです。

書けない正体:「伝えたいこと」が決まらない

逆に、書けた記事のことを考えてみました。たとえばClaude Proの上限に悩んでChatGPT併用を選んだ話や、記事の質を上げるためにカスタムGPTを育てた話。これらは書く前から、展開の不安がありませんでした。

厳密な構成が見えていたわけではありません。ただ、実体験があったので「何を伝えたいか」が先に決まっていました。伝えたいことさえ決まっていれば、展開はあとから作れます。逆にそこがぼやっとしていると、どれだけ需要がありそうなネタでも手が動きません。

AIに提案してもらったネタには、この「伝えたいこと」がありませんでした。当然です。議事録プロンプトもメール文章も、このブログで語れるような使い込みが、私にはありませんでした。自分の中に材料がないのだから、伝えたいことが決まるはずもありません。

もう1つ、気づいたことがあります。書けなかった理由には「体験していないことを、体験したかのように語りたくない」というブレーキも混ざっていました。当時は自分の弱さだと思っていましたが、今振り返ると、あれは誠実さのセンサーが働いていたのだと思います。もしあなたが同じ場所で手が止まっているなら、それは書く力がないのではなく、あなたの中でも誠実さのセンサーが働いているのかもしれません。

気づいたきっかけ:書けた記事は、全部体験談でした

転機は、ブログの戦略を見直したときに来ました。公開済みの記事を並べてみると、書けた記事は全部が自分の体験談でした。AIの利用上限に悩んだ話、自動化を任せたらハマった話、AIっぽい文章の癖を直した話。さらに、ブログ運営で困ったことを10個書き出してみると、記事にできそうなものも全部、自分の体験に基づいたものでした。

ここまで確認して、ようやく踏ん切りがつきました。AIに提案してもらったあのネタたちは、ネタ帳から削除しました。「いつか書けるかもしれない」と残し続けていましたが、体験がない限り、そのいつかは来ません。

ネタの供給源は自分の足跡。AIは掘り起こし係

この経験から、ネタの考え方を切り替えました。ネタの供給源は自分の足跡。やったこと、つまずいたこと、調べて解決したこと。記事のもとは全部ここにあります。

勘違いしてほしくないのは、これは「AIがダメだった」という話ではないことです。間違っていたのは、AIへの頼り方でした。「ネタを出して」と任せると、体験のないネタが混ざります。でも、自分の足跡からネタを掘り起こす相棒にするなら、AIは強い味方になります。「最近こんなことでつまずいた」と話せば、どこが記事になるか、どんな切り口なら読者に届くか、一緒に整理してくれます。私がAIに話すのは、最近困ったこと、試したこと、結局どう判断したか、の3つです。実際、今の私はネタに困っていません。この記事自体、AIとの対話で自分の失敗を掘り起こして書いたものです。

1つ注意点があります。足跡といっても、やったことを日記のように垂れ流すわけではありません。足跡の中から「つまずきと、その解決」を取り出して、同じ悩みを持つ読者に届く形に整える。この加工まででセットです。

掘り起こしたネタをどう管理しているかは、Notion×Claudeでネタ管理をしている記事にまとめています。

体験のないことは、一生書けないのか?

「体験談しか書けないなら、すぐネタ切れするのでは?」と思うかもしれません。私も同じ心配をしました。

でも、そうはなりませんでした。実際、私は体験談だけでなく、AIツールの比較記事や解説記事も書けています。毎日使い込んでいるツールについてなら、読者の問いに答える形で書けます。使い込んだ分だけ、伝えたいことが決まるからです。

つまり、分かれ目は「体験談か知識か」ではありません。「自分の中に根拠があるか」です。根拠は、実際につまずいて得た体験でもいいし、使い込んで身についた知識でもいい。書けないのは、体験も使い込みもない、借り物のテーマだけです。

書ける範囲が狭まったのではなく、自分の土俵がはっきりしただけでした。そして土俵の中のネタは、ブログを続ける限り、足跡と一緒に増え続けます。

まとめ:ネタはAIに出してもらうものではなく、AIと掘り起こすもの

ブログが書けないのは、文章力のせいではないかもしれません。そのネタに、あなたの実体験はあるか。私の場合、書けるかどうかはそこで決まっていました。

伝えたいことが決まれば、記事は書けます。そして伝えたいことは、自分の足跡、つまり自分の体験や使い込んで得た知識の中から生まれます。ネタに困ったら、AIに「何か出して」と頼むのではなく、自分のやったこと・つまずいたことをAIに話して、一緒に掘り起こしてみてください。

ブログのネタとAIの話
ネタはAIに出してもらうものではなく、
AIと掘り起こすもの
1
書けない原因は、文章力ではない
実体験のないネタは「伝えたいこと」が決まらないから書けない
2
書けるネタには、自分なりの根拠がある
実際につまずいて得た体験でも、使い込んで身についた知識でもいい
3
ネタの供給源は、自分の足跡
やったこと・つまずいたことから「つまずきと解決」を取り出して整える
4
AIは供給源ではなく、掘り起こし係
困ったこと・試したこと・どう判断したか、の3つをAIに話す
ブログが書けないのは、文章力のせいではないかもしれません。
自分の足跡を、AIと一緒に掘り起こしてみてください。
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この記事を書いた人

AIをガチで使い倒しているウルフ系ブロガー、のたです。
毎日Claude・ChatGPT・Geminiを使いながら、「AIで何ができるか」を実験中。
このブログでは、実際に使って感じたことをそのまま書いています。

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