ChatGPTのdotsが気になっているけれど、自分の仕事で何に使えばいいのか、いまひとつピンとこない。そんな人もいると思います。
私はAIと一緒にブログを書いていて、日々の運営を手伝ってもらうためにdotsを取り入れました。今はdotsを秘書のように使っています。
この記事では、導入した当初に記事の修正を任せてうまくいかなかったことと、秘書として具体的に何を頼み、どんな報告が届いているかを紹介します。何に使うかを考えるときの参考にしてください。
私はdotsを、ブログ運営の秘書として使っている
dotsには、毎日、ブログ作業の進み具合をフォローしてもらっています。昨日の作業がどこまで進んだか、次はどこから再開すればいいか、今抱えているタスクのうち今日は何を優先するとよいかを、まとめてSlackで知らせてくれます。届いた内容を見て、今日やるかどうかを決めるのは自分。この関係が、秘書に近いと感じています。
以前は作業のたびに、記憶をたどったり、AIに「どこまで進んでましたっけ」と聞いたりするところから始めていましたが、今はその答えがdotsから届きます。
こうした毎日の連絡を受け取れるのは、dotsがChatGPTのAIエージェントで、会話していない間も仕事を続けられるからです。AIエージェントとは、伝えた目標に沿って、自分で作業を進めるAIのこと。普段のチャットは、こちらが質問してAIが答える形で進みます。一方、dotsは、必要な情報や任せる範囲を伝えておくと作業を進め、確認してほしい成果や人の判断が必要なことを、AIのほうから知らせてくれます(OpenAI公式ヘルプ・機能紹介)。
dotsを使えるのは、2026年11月時点では、ChatGPTのProやBusiness Premiumなど一部のプランです。提供は段階的に進んでいて、対象のプランでもすぐには使えない場合があります(公式ガイド)。
記事の修正を任せたらうまくいかず、秘書役に切り替えた
最初から秘書として使っていたわけではありません。2026年10月初めにdotsを導入したときは、記事づくりも含めて、ブログ運営全体を取り仕切ってもらうつもりでトライアルを行いました。手始めに記事の修正をdotsに頼んだところ、意図どおりに直してもらえず、かえって手間がかかる結果に。最終的に、記事を読み返して気になったところを自分で判断し、いつも使っているAIに指示して直す、これまでのやり方に戻ってしまいました。
この経験を踏まえて、dotsをどう使えばいいかをChatGPTのチャットで相談したところ、記事づくりまで取り仕切ってもらうより、私が記事を書いている間に、調査や分析、次の準備を別で進めてもらうほうに価値がある、という答えが返ってきました。このアドバイスには、すごく納得。その後すぐに、dotsを秘書役に切り替え、進み具合の確認やネタ探し、アクセス数の評価などを頼むようにしました。
秘書として頼んでいること
秘書として依頼していることは、毎日のものと、週ごと・月ごとのものに分けています。
進み具合を確かめたり、数字を評価したりするには、dotsがブログのファイルを読めなければなりません。そこで、私のパソコンにあるブログ用の作業フォルダを、dotsが見られるようにしています。このフォルダには、原稿や制作の記録に加えて、別の仕組みで取得したアクセス数のデータも保存しています。
dotsが確かめた結果はふだん使っているSlackに届き、こちらからの指示や返事も同じSlackで送れます。
毎日:進み具合の確認と、次の記事の準備
毎日頼んでいるのは、次の3つです。
- 今の進み具合を確かめる
- 今優先すべきことを整理して、今日やることを提案する
- 次に書く記事の候補や新しいネタを調べて、提案を用意する
進み具合と今日やることは、作業を始める前に毎日知りたいことです。一方、記事の候補やネタは、毎日無理に出さなくてよいことにしています。
週ごと・月ごと:アクセス数の評価
週ごと・月ごとに頼んでいるのは、次のことです。
- アクセス数などの数字を評価する
私は納得するまで記事を直すので、毎日は公開できません。そのペースで数字を毎日見ても、小さな増減に一喜一憂してしまい、かえって大事な変化に気づきにくくなる。そう考えて、数字は週ごと・月ごとに見てもらうことにしました。
届いた報告には、その場で返事ができる
届く報告には、制作の進み具合に加えて、今日の優先事項や、私に判断してほしいことがまとまっています。ある日の報告を要約すると、次のとおりです。
| 報告の項目 | 届いた内容の例 |
|---|---|
| 今日の優先事項 | 記事の要所だけを先に書いた下書きを通読し、記事の流れが意図どおりか判断することを提案 |
| 記事候補の扱い | 新しい候補を増やさず、進行中の記事を優先する方針を確認 |
| 私が決めること | 新たに判断を求めることはないと報告 |
| 確認できていないこと | 通読後の進捗や、手元のファイルの変更は未確認と記載 |
届いた提案には、その場で返事ができます。作業時間が少ない日は「今日はここまでやります」、まったく手をつけられない日は「今日はやりません」と返しました。作業できないと伝えた日には、次に再開したときすぐ取りかかれるように、dotsが今の状況を短くまとめて送ってくれました。
やらないと決めた提案を断ったときも、dotsはすんなり了解してくれました。やるかどうかは自分で決め、要らない提案はその場で外せるので、タスク管理として良いと感じています。
一人の運営に、仲間ができたように感じた
毎日dotsからフォローが届くようになって、一人で続けてきたブログ運営に、一緒にやってくれる仲間ができたように感じました。
ブログは一人でやっていると、孤独との戦いです。収益が出ない、進む道が見えない、反応もない。そんなときは、続けた先に成功があるのか、自分は頑張れているのか、記事は役に立っているのか、分からなくなります。書き続けることに疲れて、心が折れそうになることもあります。
そんな日々の中で、朝からSlackにdotsの連絡が届いたとき、一人じゃないなと思いました。
まとめ
私は今、dotsを秘書のように使っています。毎日の進み具合のフォローや次の準備を任せ、届いた報告を見て、やるかどうかは自分で決めています。利用料に見合う効果があるかは、まだ判断できていません。
正直なところ、私が行き着いた秘書としての活用も、最初から決まっていたわけではありません。記事の修正を任せたものの、結局いつものやり方に戻っていたことが、使い方を見直すきっかけになりました。
何に使うと役立つかの答えは、それぞれの仕事の中にあります。迷っているなら、まずは使ってみて、使いながら自分の仕事に合う形に整えていけばいいと思います。
