こんにちは、のた(@Nor21011)です。
Claudeを使っていると、サイドバーに「プロジェクト」という項目があるのに気づきます。なんとなく便利そうだけど、実際どう使えばいいのかはよくわからない。私も最初はそうでした。
調べてみても「プロジェクトとは」という機能の説明は出てくるのに、「で、結局どう使うのが正解なの?」という肝心なところは、なかなか見当たりません。
この記事で紹介するのは、ブログ用のプロジェクト1個にチャットをまとめる、私の運用です。Claude.aiを中心にブログを作っていた頃は、ネタ出しも構成の相談も文章の推敲も、この1個に集約していました。使いこなしテクニックというより、「ブログのことはここにまとめる」と割り切った運用です。プロジェクトを作ってチャットを始める手順と、集約して実際に助かった場面を紹介します。
2026年10月現在、ブログ制作は主にObsidianというノートアプリで行っています。Claude.aiを使う機会は少なくなりましたが、ブログの相談をするときは、今もプロジェクトから新しいチャットを開いています。
ObsidianとClaudeのプロジェクトの違いについては、こちらの記事で紹介しています。
プロジェクトとは?基本と始め方
Claude.aiのプロジェクトは、同じテーマのチャットを1つにまとめ、共通の資料やメモをClaudeに参照してもらいながら相談できる機能です。
資料やメモを追加する場所は「プロジェクトナレッジ」と呼ばれます。ここに入れた情報は、そのプロジェクト内の新しいチャットでも参照してもらえます。
プロジェクトに入れた資料は共通で使えますが、過去のチャットの全文まで、新しいチャットへ自動で引き継がれるわけではありません。メモリで一部の情報を引き継ぐ機能とは別に、有料プランではClaudeに過去チャットを検索してもらえます。以前の相談を詳しく振り返りたいときは、この検索で必要なやりとりを参照します。
無料で使える?何個まで?
プロジェクトは無料プランでも使えます。無料ユーザーが作成できるのは最大5個です。課金しないと触れない機能ではないので、気になったらすぐ試せます。
一方、Claudeに過去チャットを検索してもらう機能は有料プラン(Pro・Max・Team・Enterprise)向けです。プロジェクト内から頼んだ検索は、そのプロジェクト内の会話が対象になります。無料でプロジェクトを作れることと、Claudeに過去の会話を探してもらえることは別です。
作成数と検索の条件は、プロジェクトの作成・管理と過去チャット検索・メモリの公式ヘルプで確認しています(2026年10月確認)。プランごとの違いそのものが気になる方は、別記事「Claude無料・Pro・Maxの違いを比較」で比較しているのでそちらもどうぞ。
プロジェクトを作ってチャットを始める
作り始める手順は、公式ヘルプに沿って3つにまとめられます。
- サイドバーからプロジェクト一覧を開く。見つからない場合は、プロジェクト一覧へ直接アクセスできます。
- 新規作成(公式ヘルプの表記は「+ New Project」)を選び、名前と説明を入力して作る。名前と説明は自分が整理するためのもので、Claudeが参照する情報ではありません。
- 作ったプロジェクトの中で、新しいチャットを開いて相談を始める。
Claudeに前提として使ってほしい資料やメモは、名前や説明とは別に、プロジェクトナレッジへ追加します。チャットをテーマごとにまとめ、共通の資料も同じ作業場へ置く。ここからは、私がブログ用に1個へ集約していた運用を紹介します。
「ブログ制作用」1個に集約した私の運用
ブログ用に使っているのは、「ブログ制作用」のプロジェクト1つだけです。
Claude.aiを中心にブログを作っていた頃は、ネタ出しも構成の相談も文章の推敲も、このプロジェクト内で行っていました。
プライベートな用途でClaudeを使うことは、ほとんどありませんでした。それでも、たまにブログと関係のない話をしたくなることはありました。そういうときや、ブログの知識と混ぜたくない話をするときは、プロジェクトの外で単発のチャットを開いていました。
複数のプロジェクトを使い分けるのではなく、「ブログのことはこのプロジェクトの中、それ以外は外」という線引きで使っていました。
なぜ1個に集約するのか
理由はシンプルで、ブログ関連のやりとりを1箇所に集めておくと、あとから過去の話を探したり、振り返ったりしやすいからです。
当時はブログを、Claudeと一緒に作っていました。ネタを一緒に考えて、構成を相談して、文章を練る。その過程で交わした議論や、そのとき出した結論が、プロジェクトの中にどんどん溜まっていきました。
そして、この溜まった履歴が効いてきます。「過去に似たような話をしたな」「これ前に調べてもらった気がする」「前にこういう方針で決めたよね?」という、自分でも輪郭がぼんやりした記憶。そういう曖昧な状態でも、関連するやりとりを1箇所に集めていると、あとから探して振り返りやすくなります。
ブログ用プロジェクトから過去の会話を探すとき、検索の対象になるのは、そのプロジェクト内の会話です。もし話題ごとにプロジェクトを分けたり、単発のチャットで散らばらせていたりしたら、自分でもどこに何を話したか分かりにくくなります。ブログ関連の会話を同じプロジェクトにまとめておけば、そこから過去のやりとりを探せます。
だから私は、あえて1個に集約していました。「1個しか作らない」というと消極的な選び方に聞こえるかもしれませんが、実際は逆で、この「過去を振り返りやすくなる」というプロジェクトの一番おいしい部分を最大限に活かすための、積極的な選択です。
実際に助かった場面を2つ
1つ目は、WordPressのプラグイン選びです。ブログを始めたとき、どのプラグインを入れるかをClaudeに相談し、導入まで一緒に進めました。
その後、プラグインをいくつか追加したところで、最初にClaudeのおすすめで入れたものと、自分の判断で入れたものの区別がつかなくなりました。
そこでClaudeに「覚えている?」と聞いてみると、当時のやりとりを辿って答えてくれました。以前、自分がどう判断したかを思い出すことができました。
2つ目は、記事同士の一貫性チェックです。ある記事を作り込んでいるとき、以前にも別の記事で似たテーマを扱ったことを思い出しました。
そこでClaudeに過去のやりとりを辿ってもらい、当時の結論と、書いている記事の結論や考え方がズレていないかを照らし合わせました。
記事が増えると、以前どんな結論を出したかを全部覚えておくのは難しくなります。こうして過去の議論とつなげて確認できるところに、集約するよさを感じています。
どちらも派手なテクニックではありませんが、日々AIと一緒に作業をするなかで、「あれ、どうだったっけ」を確認できるのは助かります。
ただし「なんでも1個」ではない
ここまで「1個に集約するといい」と書いてきましたが、なんでもかんでも1個に詰め込めばいい、という話ではありません。
集約が効くのは、あくまで「関連する情報」だからです。私の場合は、ブログ制作という1つのテーマで一貫していたので、全部まとめておく意味がありました。
でも、もし全く性質の違うことを同時にやっているなら、話は変わります。たとえばブログをやりながら、別でWebアプリを作っていて、さらにデザインの仕事もしている。どれもClaudeを使うけれど、中身はまったく別物。こういうときは、無理に1個にまとめないほうがいいと思います。関係のない情報が混ざると、かえって探しにくくなるからです。
判断の基準は1つだけです。関連する情報なら1つにまとめる。関係のないものは混ぜない。これだけです。自分がClaudeとどんなことをやっているかを思い浮かべて、「これは同じ入れ物でいいか、分けるべきか」を考えてみることで、使い勝手の良い管理ができるのではないかと思います。
まとめ
- この記事で紹介したのは、関連する情報を1つのプロジェクトにまとめる運用です。
- これによって、プロジェクトは、過去のやりとりを一緒に振り返れる相棒に近づきます。曖昧な記憶をぶつけても、当時の話を探す手がかりになる。地味ですが、続けるほど効いてくる使い方だと考えています。
- もしプロジェクトを使ってみたいと思うのであれば、まずは自分のテーマを1つ決めて、それに関することを全部そこに入れてみるところから始めてみてください。使い分けを考えるのは、そのあとで十分です。
Claudeをこれから触る方は、先に「Claude.aiの始め方」を読んでみてください。ブログ運営でClaudeをどう使っているかに興味がある方は、「Notion×Claudeでブログのネタ管理」もあわせてどうぞ。
関連情報を1つに集める
関連する情報をまとめるところから始めてみてください。
